-
お金の話②~複利のチカラと分散投資
前回に続き、お金の話第2弾。 【複利のチカラ~投資の極意】 前回「つみたて投資」で、時間を味方につける「ドルコスト平均法」などについて書いたが、時間を味方につけるのは、リスクの分散だけではなく、投資を続けることによる「複利のチカラ」を利用することも大きい。「複利」とは何だろう?以下に分かりやすくまとまっているので紹介したい。 複利 複利とは、「利子にもまた利子がつく」ということです。 たとえば、100万円を年利3%で銀行に預けた場合、1年後には103万円になります。では、この103万円をそのままもう1年預けた場合、いくらになるでしょうか。 答えは、106万円ではなく、106万900円です。1年目の利子3万円にも、2年目に3%の金利がつき、これが900円になるためです... -
お金の話①~時間を味方にする、投資の極意
今回はお金のお話。 最近のClubhouse「耳で読むビジネス書(耳ビジ★)」で紹介されていた山口京子さんの「貯金ゼロから始める『新へそくり生活』のススメ」では、とかく難解で遠ざけてしまいがちな「お金、投資の話」をわかりやすく解説していた。今回の回をきっかけに「私も始めてみよう!」と証券口座を開設した人続出の回であったので、これを機に私も「投資」について頭の整理がてら、まとめてみようと思う。 【りんごの話】 この本で一番印象に残ったのは以下の部分(本書から引用しているが、一部省略して記載している点はご了承願いたい)。 いきなりですが、あなたは、毎月1万円のおこづかいで、りんごを買います。プレミアムんごですから、ちょっとお高いです。 1カ月目、りん...
-
ChatGPTがあなたの「心の安全基地」に!
日常でChatGPTのお世話になることの多い私ですが、最近もう一つ、すごい使い方を見つけました(所属しているオンラインコミュニティの方に教えていただきました)。 それはChatGPTをあなたのお悩みの相談相手として活用する方法 です。 「誰かに話を聞いてほしい」「モヤモヤを整理したい」「具体的なアドバイスが欲しい」そんなとき、ChatGPTに気持ちを正直に書き出してみると、驚くほど 寄り添った回答や解決のヒントをくれるんです。 まるで、信頼できる友人やカウンセラーと話しているような感覚。自分の思いを整理することで、気持ちがスッキリし、前向きな一歩を踏み出せるようになります。さながらあなたの 「心の安全基地」。今日はその方法をご紹介します! 【こんな悩みに答... -
GPTsってこんなに便利!
先日GPTsについての記事を書きましたが、今回は改めて、「GPTsがどう便利なのか、どんな風に使うと良いのか」について、自分なりに考えたことをシェアしたいと思います。ㅤ ㅤ https://www.foster802.com/speech-and-gpts/ ㅤ ㅤ ㅤ GPTsとは 「Generative Pre-trained Transformers」の略。特定のユーザーのニーズや特定の用途に合わせてカスタマイズされたバージョンのOpenAIの言語モデルを指します。GPTsは特定のタスクを効率的にこなすために、特定の指示やデータを前もって設定しておくことができます。 (ChatGPT4.0の機能) 【自分の好きなことをカスタマイズできる】 これまでChatGPTでも、プロンプト(指示文)を出すことで十分に動いてくれましたが、GPTsの一番のメリットは... -
「自分」を超える
この数ヶ月、私には取り組んでいたことがあります。それは、英語でスピーチをすること。スピーチといっても、私が自分で作った文章を伝えるのではなく、オバマ元大統領がかつて2016年に広島を訪問した時に発表したスピーチを朗読するというもの。これは私がオンラインで学んでいる英語学校での取り組みですが、この学校ではこれを「朗唱」と呼んでいます。朗読でもないし、暗唱でもない、「朗唱(声高く歌ったり、詩歌を読み上げたりすること)」です。 さて、この朗唱、やることは「Obama Hiroshima」の17分ほどのスピーチを7分割?くらいにして、1つのパート(約2分~2分半程度)を4ヶ月(パートによる異なるで全て覚えて、自分のスタイルでスピーチするというもの。そして最後には「... -
人の心が動くのはどんな時?ー「What」より「Why」を
前回は「印象に残るストーリー」についてお話ししました。「結論」と同じくらい、話し手の「経験」が必要ということをお伝えしましたが、もう一つ大切なのが、話し手の「理念」を最初に伝えることです。言い換えると「なぜ、それを伝えたいか?(売りたいか?)」ということです。決して「何を伝えたいか?(売りたいか?)」ではないことに注意してください。 サイモン・シネック氏は2009年のTED TALKでそのことについて説明しています。シネック氏は これまで歴史上、偉大なリーダーたちであるマーティン・ルーサーキング牧師、ライト兄弟、スティーブ・ジョブズなどの「伝え方」について研究した結果、「ある共通パターン」があることに気づきました。そして、それはその他の人たち... -
スピーチの魅力を高めるには?~「英語朗唱」からの学び
以前「英語朗唱」というスピーチに取り組んでいるお話をしました。昨年5月から始め、実は昨日3回目のリサイタル(受講者全員の発表会兼コンテスト)で自分の出番を終えたところです。毎回チャレンジする度に色々な学びがあるので、今日はそれについて書くと共に、今取り組んでいる日本語でのスピーチに応用できる点について考えてみたいと思います。 https://www.foster802.com/recitation/ 【なぜ朗唱?】 もともと朗唱を始めたのは「英語をもっと自信を持って話せるようになりたい」と思っていたことがきっかけでした。英語圏に数年住んでいて、普通に「何となく」は話せるけど、いつまでこの「何となく」は続くのか終わりが見えず、もっと確信が欲しかったというか。これまでやって... -
ストーリーテリングとの出会い~2023年
2023年は、私にとってストーリーテリングに始まり、ストーリーテリングに終わった1年でした。1月の終わりに、現在の師である山本光子さんの「夢を叶える話し方講座」のワンデーセミナーに参加しました。少し前からストーリーのことは知っていましたが、Clubhouseで「光子さんってどんな人だろう?あんな風に人を惹きつける話し方の秘訣はなんだろう?」という好奇心が強かったんです。 NYと日本の時差を考慮すると、なかなか良い時間帯がなかったのですが、どうしても一度お会いしたくて、早朝4時からのZoomセミナーに申し込みました。「起きられるの?」という時間でしたが、なんとか参加しました。セミナーは3時間ぶっ通しで行われ、休憩もなしで正直きつかったですが、「長い」と感...
-
伝わる!スピーチの作り方(その5)~1つのスピーチを活用する
これまでに4回「伝わる!スピーチを作成する」というテーマでブログを書いています。これまで「スピーチの目的、方向性」、「原体験を振り返る」、「ワンメッセージ&行動を喚起する」、「具体的に描写する」をテーマに書きました。 https://www.foster802.com/effective-speech1/ ㅤ https://www.foster802.com/effective-speech2/ https://www.foster802.com/effective-speech3/ https://www.foster802.com/effective-speech4/ 今回は1つスピーチを作ったら、それを色々活用していこう、というお話をします。スピーチは「1回どこかで話したら終わり」ではありません。手を変え、品を変え、色々な場面で使うことができます。今日はその「コツについてお話ししますね。 【目的を変えて... -
伝わる!スピーチの作り方(その4)~具体的に描写する
これまでに3回「伝わる!スピーチを作成する」というテーマでブログを書いています。これまで「スピーチの目的、方向性」、「原体験を振り返る」「ワンメッセージ&行動を喚起する」をテーマに書きました。ㅤㅤ https://www.foster802.com/effective-speech1/ ㅤㅤ https://www.foster802.com/effective-speech2/ https://www.foster802.com/effective-speech3/ スピーチを聞いていて時々感じるのが、話が「抽象的」になってしまうことです。話し手にとっては当たり前に感じることでも、聞き手には「?」と感じられることがあります。せっかく良いことを伝えようとしても、相手に具体的なイメージを抱いてもらえなければ、そのメッセージの効果は半減してしまいます。今日は少し... -
伝わる!スピーチの作り方(その3)~ワンメッセージ&行動を喚起する
前回、前々回と「伝わる!スピーチを作成する」というテーマでブログを書いています。前々回、前回では「スピーチの目的、方向性」、「原体験を振り返る」をテーマに書きました。 ㅤㅤ https://www.foster802.com/effective-speech1/ ㅤ ㅤㅤ https://www.foster802.com/effective-speech2/ ㅤワンメッセージ=スピーチ(ストーリー)の「結論」 【ワンメッセージ=スピーチの結論、ゴール】 3回目の今回はズバリ「ワンメッセージ(キーメッセージ)」を入れるということをお伝えしたいです。 ㅤ スピーチの目的や方向性が定まり、子ども時代などの原体験と結びつくと、スピーチは大方出来上がり、のような印象を受けます。でも・・・何かが足りません。それは「今回のことで伝えたいメ... -
伝わる!スピーチの作り方(その2)~原体験を振り返る
私の主宰しているスピーチを練習するコミュニティ「伝わる!スピーチ道場」では、受講生の皆さんに、最後にスピーチを作成し、発表していただく機会を設けています。その関連で前回から「伝わる!スピーチの作り方」をテーマに書いています。前回はこちらについて書きました。 https://www.foster802.com/effective-speech1/ 今回は「原体験」について書きます。「原体験」とは今やっていること、これからやりたいことについて、幼少期などの体験(期間は必ずしも「子ども時代」である必要はありません)でそこに結び付いているもので、それを思い出し、ひも解いてみることにより、「だから私はこれが好きなんだ。これをやろうとしているんだ。」とストンと腹落ちすることが多いのです... -
伝わる!スピーチの作り方(その1)~伝えたい素材、目的を決める
私の主宰しているスピーチを練習するコミュニティ「伝わる!スピーチ道場」はいよいよ今月で5ヶ月目、最後の月を迎えます。今月は受講生の皆さんにスピーチ発表会をしていただくのですが、それに際して、7月後半からお一人ずつと1 on 1のミーティングをしています。その中で、皆さんの伝えたいこと、原体験、それにまつわるエピソードなどを色々お伺いするのですが、どの方も面白い!オンリーワンのネタをお持ちです。 ㅤ でも、それをスピーチにして話す、となると「何をどうやって」と迷われる方も多いようです。特に、1分、3分のスピーチならともかく、5分以上のスピーチとなると余計難関に感じられるようです。そこで、今回は「伝わる!スピーチの作り方」というテーマで複数回に分... -
原体験を振り返ろう(その3)~自分の夢、叶えたかったこと(振り返り)
これまで、「原体験を振り返ろう」というテーマで自分の好きだったこと、苦労したこと・乗り越えたこと、夢・叶えたかったこと、について書いてきました。今日はその総まとめとして、これまでの海外経験などからどんな学びがあったのか、これからどうしていきたいのか、について書こうと思います。 前回のブログではニューヨークに駐在することになった経緯や夫の専業主夫生活などについて書きました。 https://www.foster802.com/formative-experience3-ny/ 気付けば通算で10年以上の海外生活になる私なので、「さぞかし外国人化しているのでは?」と思われるかもしれません。しかし、実際はそうではありません。確かに、各地で様々な影響を受けましたが、「根っこの部分」は日本人ら...
-
まさか私が?~骨折体験記@NY(まとめ記事)
骨折体験記のまとめ記事です。 https://www.foster802.com/fracture-1/ https://www.foster802.com/fracture-2/ https://www.foster802.com/fracture-3/ https://www.foster802.com/fracture-4/ https://www.foster802.com/fracture-5/ https://www.foster802.com/fracture-6/ https://www.foster802.com/fracture-7/ https://www.foster802.com/fracture-8/ https://www.foster802.com/fracture-9/ https://www.foster802.com/fracture-10/ https://www.foster802.com/fracture-11/ -
まさか私が?~骨折体験記@NY(その11)
前回は骨折をしてから回復までの道のりを振り返るべく、術後6週間ごとの変化をまとめ、リハビリの進み具合や生活の適応について振り返りました。今回は骨折を経験して感じた、自身の心の変化などについて書きたいと思います。 ㅤ https://www.foster802.com/fracture-10/ 【】 骨折してからの最初の数日間は、「どうしてこんなことになったんだろう」「あの時、こうしていれば…」という後悔ばかりが頭を巡っていました。ㅤ 夜ベッドの中で「あの朝」の出来事を思い返すたびに胸が苦しくなり、海外で一人暮らしのタイミングでの怪我に、「これからどうやって生活していけばいいの?」と途方に暮れていました。 ㅤ でも、医師の診察を受け、幸いにもすぐに手術が決まり、「回復に向けて頑... -
まさか私が?~骨折体験記@NY(その10)
前回は今回はアメリカの医療の分業体制やPT(理学療法) の仕組み、日本との違いについて書きました。 ㅤ https://www.foster802.com/fracture-9/ 今回は、骨折から回復するまでの過程を振り返り、その時々の足の状態や回復の進み方について記録しておこうと思います。 アメリカでは「6週間ごと」に回復の節目があると言われています。実際に自分の経験を振り返ってみると、この「6週間」という単位が意識されていたことがよく分かります。今回はそれぞれの期間での自分の状態について備忘録の意味も含め、詳しく書いていきたいと思います。 【回復の流れ】 骨折~手術まで 骨折当日から手術までの流れをざっと振り返ると、こんな感じでした。 骨折当日朝、家の中で転倒して骨折... -
まさか私が?~骨折体験記@NY(その9)
前回は骨折から回復し、出勤を再開したり、普通の靴を履けるようになったり、という変化について書きました。 https://www.foster802.com/fracture-8/ 骨折から手術、リハビリ、そして通勤再開と、少しずつ日常生活を取り戻してきました。この数ヶ月間、アメリカの医療制度の中で治療を受け、改めて 「日本とは大きく違う」 ということを実感しました。 特に、アメリカでは 「病院は手術まで」「回復は自分で」 というスタンスが基本。また、リハビリは私のような骨折の場合、一般的に術後6週間後から開始し、その後も「6週間ごとの診察を受けながら、段階的に回復していく」 というシステムです。 今回の骨折・手術・リハビリを通じて、 アメリカの医療の仕組み、PTの重要性、そして日... -
まさか私が?~骨折体験記@NY(その8)
前回は落ち込む日々から少しずつ回復したこと、また術後初めて歩けるようになった体験について書きました。 https://www.foster802.com/fracture-7/ 【2ヶ月ぶりの出勤再開!】 1月下旬の月曜日、ちょうど骨折をしていきなり出勤できなくなったあの日から2ヶ月が経つ頃、私は出勤を再開することができました。事前に一人で出かけたり、練習はしていたけれど、朝の通勤時間帯に公共交通機関に「一人で」乗るのは本当に久しぶり!初日はバスを利用しました。寒い1月のニューヨーク、待っているだけで手が凍えたけれど、松葉杖を片手になんとかオフィスまで辿りつきました。 ㅤ 久しぶりの通勤では、温かく迎えてくれる人たちの存在にホッとする瞬間がいくつもありました。同僚たちが突然... -
まさか私が?~骨折体験記@NY(その7)
前回は術後ガタガタになったメンタル面の変化について書きました。 https://www.foster802.com/fracture-6/ 【】 年末年始のお休みで夫が来てくれたことで、心の荷がスッと軽くなりました。 気兼ねなく買い物を頼んだり、車椅子を押してもらってランチやPTに出かけたり、ランドリーの移動をお願いしたり。「なるべく一人でできることは頑張らなくちゃ」と思い続けていた日々だったので、こうして気負わず頼れる存在がいることに、心からホッとしました。もちろん、家族だからといって気遣いがゼロになるわけではありません。でも、「気兼ねなくお願いできる」というのは、やはり家族ならではの安心感なのだと実感しました。 年末年始のニューヨークは極寒。外に出るのも一苦労でしたが...