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まさか私が?~骨折体験記@NY(その3)
前回はERでの体験を書きました。今回は手術のことを書こうと思っていたのですが、手術前に購入した車椅子のことなどを書きます。 https://www.foster802.com/fracture-2/ 【】 その週の木曜日からはサンクスギビング(感謝祭)の休暇でした。この時は普段は寮にいる子どもたちが泊まりに来ていました。普段は娘だけ帰ってくることが多いのですが、この時は息子も帰ってきました。久しぶりに子供たちに会えるのも嬉しいのですが、なによりこんな状況なので、家族が来てくれることでホッとする気持ちでした。 そして、彼らが来る前に、私はまたもや日本にいる母の勧めで車椅子を購入していました。正直、最初は「1ヶ月かそこら使うかどうかなのに、車椅子なんて大げさじゃない?」と思っ... -
まさか私が?~骨折体験記@NY(その2)
前回の続きです。 https://www.foster802.com/fracture-1/ 【】 Urgent Careを出拍子抜けするほどあっさりと受付完了。そして、「ここに座って下さい」と案内された場所はきちんと隣とのスペースが取られた比較的広い空間。待合のベンチにひしめき合う様子を想像していた私は少し拍子抜けしました。た私たちは、近隣のER(Emergency Room)に到着しました。ドラマや映画でよく見る、あの「ER」。どんなに混んでいても、患者が溢れかえっていてもおかしくない場所…。 でも、いざ受付に行くと、思ったよりもスムーズに手続きを進めてもらえました。 身構えていた分、 受付スタッフに「骨折の疑いでUrgent Careから来た」と伝え、紹介状を渡すと、スムーズに質問や保険情報などを提... -
まさか私が?~骨折体験記@NY(その1)
今回から数回に分けて、「骨折体験記」を書きます。 【】 ニューヨークでの一人暮らしも4ヶ月を過ぎ、日々の生活にも慣れてきたある11月の朝。いつものように朝のバタバタに追われながら、私は家の中を行ったり来たりしていました。 その日は朝、7時半~自分の主宰するスピーチ講座での練習会を予定していました。その前にある程度の家事を済ませておこう、ちょっと急がなきゃ…! ㅤ そんな焦る気持ちが裏目に出たのかもしれません。 ほんの一瞬の出来事でした。乾燥防止のため、一時的にリビングに置いていた洗濯物干しを運びながら、私は足元に置いてあった、ヨガマットとそれに巻かれたストレッチ用のポールの存在に気づきませんでした。私は真っすぐ 90度の体制でその上に乗り上げ... -
「今だけ」の時間
この秋から子ども達が寮生活(NY郊外)を始めました。夫が帰国し、私が通勤をしながら送迎などができないため、入寮したのです。それを機に私は職場に近いマンハッタン暮らしを始めました。まだ環境に慣れないみたいで、娘からはちょこちょこ連絡が来ます。数日連絡がなかったりすると、「大丈夫かな?」って思うのですが、「便りがないのは元気な証拠」なんて自分に言い聞かせてみたり。 ㅤ でも、まだ14歳。初めて一人でやることが山ほどあるし、初めての共同生活でストレスもあるのだろうと思います。私自身が寮生活を経験したのは20歳を超えてからの留学時代だけだし、しかも個室だったから、今の娘の環境はそれよりずっと大変だろうなと想像できます。家にいた時は好きな時間に寝... -
緊張とうまく付き合う方法
前回は「印象的な締めくくり方」についてお話ししました。今日は、多くの方が悩む「緊張」について、その対処法をお伝えします。 https://www.foster802.com/how-to-close-speech 私も以前は、人前で話すたびに手が震え、声が上ずっていました。でも、少しずつ意識するポイントを変えて行くことで、緊張を意識することが減っていきました。「緊張」をしないわけではないのですが、それを味方にすることができるようになった感じです。 今日は、私が効果的と感じた3つの転換ポイントについて、お伝えします。 【「見られている」から「伝えたい」へ】 私たちが緊張するのは、「周りの目が気になって」、「批判されるのではないかと心配で」、「間違えたらどうしようと不安」だからです。... -
心に残るスピーチの締めくくり方
前回は「1分の話を3分にする方法」をお話ししました。具体的な描写や聞き手との共感ポイントを織り交ぜることで、自然と話を膨らませることができることが理解いただけたと思います。 https://www.foster802.com/3minutes-speech/ 今日は、せっかく作ったスピーチをより印象的にする「締めくくり」のコツをお伝えします。実は、スピーチが聴衆の記憶に残るかどうかは、最後の30秒でグッと変わるんです。 【印象的な締めくくりの3つのパターン】 1. 「物語を完結させる」締めくくり 前回からお話ししている徒歩通勤の例で説明すると: 「最初は単なる『通勤』に過ぎなかった時間が、今では私の大事な情報収集や気分転換の時間になっています。往復の通勤を通してこうして日々色々...